入試現代文に学ぶ

 こんばんは。今回から、現代文についてのことを思いつくままに書いてみることにします。時折、「読書は好きだが、現代文の点数が取れない」という相談を受けることがあります。しかし、その読んでいるのはどんな本なのでしょうか。大概は、小説・物語なのではないでしょうか。やはり、入試ですから硬い評論・論説を読むことが要求されます。
 私の分類だと、小説・物語は軟らかい読書です。もちろん、やわらかい読書も必要です。しかし、知性を高めるには硬い読書が必要なことはいうまでもありません。いっそのこと、入試の現代文の入試問題を精読することで知性を高め、教養を深めるのもよいのではないでしょうか。受験が終わって大学生になったら、評論などでみかけた筆者の本を順に読むなどしていけばよいのではないでしょうか。その中で気に入った筆者の本を次々に読み、その筆者に影響を与えた人物の著書を読む、などのことを行っていくと、たいへんよいと思います。このように、入試国語を生かして、知性・教養を高めると受験勉強も意義のあるものとなるのではないでしょうか。