予備校の現代文

 こんにちは。岩手県から帰ってきました。また、今日から更新していきます。よろしくお願いいたします。
 今回は、予備校の出版部の方針というものについて、書いてみることにします。予備校によって、実践問題集の出版物にある程度の違いがあることは、よく知られています。
 まず、駿台予備校(駿台叢書・駿台文庫)では段落をまとめ、段落相互の関係を重視して読解していき、本文を要約していく典型的な国立2次試験のための編集です。藤田修一氏以来の流れといえます。
 河合塾(河合出版)では、ほどよく本文の流れを示し、ほどよく解説を施すというきわめてオーソドックスな編集です。
 代々木ゼミナール(代々木ライブラリー)は、設問の解答・解説を重視するという方針で編集されています。
次に参考書の分類をを示してみます。精神科医で受験技術研究家の和田秀樹氏は、
Z会・田村系
○河合・船口系
○出口系
のように、現代文のとらえかたを3つに分けています。しかし、和田秀樹氏の分析は、少し細かさに欠けていますので、次回からは、この分類についてもう少し細かく扱ってみることにします。