名刺について

開運する名刺交換
やり手の営業マンは、「名刺」を有効に活用しています。ギネス認定されている世界一のセールスマン、ジョー・ジラード(15年間で1万3001台もの新車を販売)は、『私に売れないものはない』の中で、次のように述べています。
「顧客を獲得する上で大事なツールを一つだけ選べと言われたら非常に悩む。不可能に近いその選択肢をどうしてもしなければならないなら、おそらく「名刺」を選ぶ。といっても、私のは、会社が用意してくれるような、自分の名前が隅のほうに入っていたりして目立たない一般的な名刺とは違う。私の名刺は、完全に私専用だ。顔写真も入っている。もちろん、特注分のコストは自分持ちだが、惜しくはない。」
会社の名刺がよくない場合には、自己紹介カードを作ることも多いようです。最近では、主婦も自己紹介カードとして名刺をつくることが増えてきました。名刺そのものの工夫も大事ですが、それと同じくらいに名刺交換の行為も重要です。ただ名刺交換をするのではありません。価値交換として名刺交換をするのです。では、どのように名刺交換しているのか、その秘訣を営業コンサルタントの吉見範一氏が「成約率10倍高めるための名刺交換10か条」としてまとめています。
1名刺を渡す前に軽く会釈した。
2名刺を渡す前に一呼吸「間」を置いた。
3差し出すときに相手の目をみた。
4名刺を渡した後、相手の視線を確認した。
5相手の名刺を両手で受けとった。
6相手の名前の「読み」を確認した。
7名刺の裏側を確認した。
8相手のことを確認した。
9相手の長所を探した。
10相手が話す時間を長く持った。
せめて、「○○会社の○○でございます」と挨拶のことばをいいながら、渡したいところですね。

名刺交換の基本的なマナー
○渡すとき
1目下の者から先に渡す
2名刺交換は立ってする
3名刺は両手で持って差し出す
4名刺は相手に向けて出す
5社名や名前を名乗りながら出す
6汚れた名刺や角が折れたりしている名刺を渡さない
○受け取るとき
両手で受け取る
「頂戴いたします」と言いながら受け取る
名前の読み方がわからない場合は必ず確認する
相手の名刺をテーブルの上に置く場合には、自分の名刺入れの上に置く(相手が複数の場合にはこの限りではない)
相手の目の前で名刺に書き込まない
相手の名刺を直接ポケットなどにしまわない(名刺入れにしまう)