論語と韓非子
『論語』と『韓非子』
政治思想と倫理道徳を説いた本として、『論語』は有名ですね。しかし、現実路線で役に立つ本として『韓非子』も評価の高い本で、この二冊が両輪のようになっています。生きていくのに、いい意味での合理化も必要ですから、企業経営者は『論語』だけではなく『韓非子』も読んでいます。「右手に『論語』、左手に『韓非子』」という呼び名を守屋洋氏は与えています。帝王学として企業経営者や昔の政治家が読んできた中国古典をあげると次のようになります。
『論語』『孟子』『大学』『中庸』
『易経』『詩経』
『史記』『十八史略』
『唐詩選』
『貞観政要』『宋名臣言行録』『資治通鑑』
なお、哲学者の鷲田小彌太氏は、人間学を身につけるには、「右手に司馬遼太郎、左手に谷沢永一」と述べています。また、渡部昇一氏は、池波正太郎氏の時代小説やエッセイを絶賛しています。