2013-03-18 美しい日本の私 美しい日本の私 川端康成のノーベル賞記念講演は、「美しい日本の私」でした。内容は、雪月花や禅のことを語ったものでしたが、この「美しい日本の私」は、「美しい」のは「日本」なのか「私」なのかが曖昧な表現として知られています。川端康成にインタビューした記述によると、「二つの意味にとれますが、どちらでもかまいません」と述べたそうです。二つの意味で考えていたのかもしれませんね。 なお、川端康成のなくなったときに、新潮社の出したお香典は、作家の中で最高額で、三億円でした。この記録は、破られていません。なお、印税の最高額は、夏目漱石の三十%が最高額です。