HAVE構文・間接受身・状態性の受身

英語の受身文と日本語の受身文との対応について、上野田鶴子(2005)は、「彼は論文を批判された。He had his article criticized.」のように日本語の間接受身文と英語のHAVE構文とが対応するとしている。また、英語の状態性を示す受身文には日本語の受身文には対応せず、「I am pleased with it.嬉しいです。」「I am surprised by your comments.ご意見に驚いています。」「I was shocked by her reaction.彼女の反応にびっくりしました。」のように感情形容詞や自動詞を用いて対応させていることを指摘している。