十干十二支

十干・十二支と陰陽五行説−五行での分析−

○陰陽
宇宙にあるすべてのものが陰と陽との二元論で成り立っているという考え方である。

五行説
この世にあるすべてのものは「木」「火」「土」「金」「水」の五つの元素でできているという考え方である。方位・季節・色・感情・内臓・感覚などもこの五つにあてはめている。

「木」草や草花
東・春・青(緑)・仁・怒る・肝臓・視覚
「火」太陽・焚火・かまどの火
南・夏・赤・礼・喜ぶ・心臓・聴覚
「土」山や岩・土・田畑
中央・土用・黄・信・思う・脾臓・嗅覚
「金」金属や宝石・刃物
西・秋・白・義・哀しむ・肺臓・味覚
「水」雨や川・湖
北・冬・黒・智・恐れる・腎臓・触覚



○十干・・天干・・五行を陰陽で分けて十に分類したものである。天からのエネルギー。

「木」き
陽・・甲(きのえ)・・剛木。大木、薪、棍棒・・明るい、活発、積極的、リーダー
陰・・乙(きのと)・・柔木。花、草花、ツタ、芝・・柔軟、臨機応変、控え目、優柔不断、忍耐強さ、依存心
「火」ひ
陽・・丙(ひのえ)・・剛火。太陽・・自尊心、プライド、多弁、明るさ
陰・・丁(ひのと)・・柔火。焚火、暖炉の火、松明の火・・穏やか、理性的、柔和、行動力、実行力
「土」つ
陽・・戊(つちのえ)・・剛土。山、岩、花瓶・・頑固、自信、大袈裟
陰・・己(つちのと)・・柔土。大地、肥沃な土地、田畑、泥・・控え目、人材育成、口下手、計画性
「金」か
陽・・庚(かのえ)・・剛金。金属、剣、鉄、刃物・・自信、うぬぼれ、虚勢、多感、激情、
陰・・辛(かのと)・・柔金。宝石、剪定鋏・・柔軟性、辛抱強い、ブランド好き、強情、冷淡
「水」み
陽・・壬(みずのえ)・・剛水。海、川、湖・・順応性、適応能力、向上心が希薄、他者へ依存
陰・・葵(みずのと)・・柔水。雨、雨雲、露・・勤勉、知識欲旺盛、、頑固、本音と建て前、潔癖、臆病

○十二支・・地支・・地からのエネルギー

子・・陽・・水
丑・・陰・・土
寅・・陽・・木
卯・・陰・・木
辰・・陽・・土
巳・・陰・・火
午・・陽・・火
未・・陰・・土
申・・陽・・金
酉・・陰・・金
戌・・陽・・土
亥・・陰・・水

※香港・台湾などでは、十二支の蔵干よりも十二支の五行を重視する傾向が強い。日本では一般的に相性のよい「合」と相性のよくない「沖」にわけて考える傾向がある。