音読について

音読について

A 四技能

発信 受信
音声言語 話す 聞く
文字言語 書く 読む


B 「読む」ことの種類

1.音読・・声に出して読む。一人でもできる。読むことが国語の時代。「源氏物語音読論」(折口信夫・玉上琢弥)。漢詩・和歌の朗詠
朗読・・作品の内容と、作品から読みうる読み手自身の印象や解釈とを合わせて聞き手に届ける。一人でできない。
範読・・教師が読みの手本を示す。
群読・・複数の読み手が交互あるいは順番に朗読する。コミュニケーションに近い効果を与える。
斉読・・一斉に声を揃えて読む。
速音読・・早いペースで読む。(斎藤孝川島隆太

2.黙読・・声に出さないで読む。一人でできる。多くの情報を得る。
精読・・全体の内容を細部まで把握する
速読・・全体の内容を短時間で把握する


C 表現読みの史的展開−朗読−
1.明治
坪内逍遥(1898)「学課としての朗読法」『文芸と教育』6月号
2.大正
日下部重太郎(1916)『国文朗読法』丁未社
3.昭和
大西雅雄(1937)『朗読法の原理』不老閣