古文単語の学習法(2)

 おはようございます。今回は、古文単語を覚える方法を考えてみます。古文単語を覚えるには、いくつかの方法があります。
 第一に、漢字をあてて、語源を知る覚える方法があります。「あてなり」という単語は「貴なり」と漢字があてられます。すると、「高貴だ・上品だ」という意味が覚えやすくなります。また、「いみじ」は「甚じ」と漢字をあてて、「はなはだしい」という意味から、「たいそうすばらしい・たいそうひどい」という意味が派生してきたわけです。
 第二に、語呂を活用する方法があります。「あいなし」という単語は覚えにくいことで知られていますが、「あいがないとは、つまらない」という語呂で「つまらない」という意味が覚えられます。
 第三に、有名な文中で覚えてしまう方法です。『枕草子』で「冬はつとめて」という有名な箇所がありますが、その文中で「つとめて」は「早朝・翌朝」と覚えてしまう方法です。こういったことを組み合わせて覚えてみるとよいと思います。また、センター試験にでる語句は、教科書の脚注から出題されることが多いので、教科書の注をよくみておくことが大切です。

次回は、古文単語の参考書についての覚書を書いてみます。