太極図

「太極図(たいきょくず)・双魚図(そうぎょず)」
 太極図(双魚図)といわれる図があります。中国の宋の時代の人が最初に作ったもので、道の原理を表します。「白い魚があるのは、黒い魚があるからであり、黒い魚があるのは、白い魚がかるからである」と読み取れます。この白い魚と黒い魚を分けている線は、「黒い魚のものではなく、白い魚のものでもない。どちらの魚のものでもないけれど、どちらの魚のものでもある」というわけられない状態を示します。つまり、世の中は混沌としているものだということを示しているのです。その意味では、老子の道の思想がよく表れています。