直接受身のパターン

今回は、直接受身と呼ばれる構文を紹介します。

受身① passive sentence
1人は+人を+他動詞「先生は+私を+呼びました」
第1グループの動詞は、「−ない」の形+「れる」
(例)先生は、私を呼びました。→私は、先生に呼ばれました。(−a+れる)
第2グループの動詞は、「−ない」の形+「られる」
(例)先生は、私をほめました。→私は、先生にほめられました。(−e+られる)
第3グループの動詞「する」は、「される」という特別の形になる。
(例)王さんは、私を招待しました。→私は、王さんに招待されました。
2人は+人に+他動詞/自動詞「王さんは+私に+頼みました」
(例)王さんは私に頼みました。→私は、王さんに招待されました。
3-1(人々は)+何かを+他動詞「日本は+オリンピックを+開きました」
誰がそのことをしたか、よくわからないとき、また、誰がしたか、大切ではないとき、いわないことがある。
(例)1964年に(日本は)東京でオリンピックを開きました。→1964年に東京でオリンピックが開かれました。
3-2(人々は)+何かを+他動詞〜ています「(人々は)+ロボットを+使っています」
社会の中でいつも起こっている普通のことは、「〜ています」で表す。受身の文も、前の動詞「〜て」のところが受身の形になる。
(例)(人々は)工場でロボットを使っています。→ロボットは、工場で使われています。
3-3人は+何かを+他動詞「ベルは+電話を+発明しました」
他動詞が「(社会で大切なことを)新しく作る、発明する、発見する」のグループのとき、そのことをした人を、「によって」の形ではっきり表す。
(例)ベルは電話を発明しました。→電話は、ベルによって発明されました。

この章では、受身文の基本である直接受身と呼ばれるものを扱い、「れる」「られる」「される」の形式を示している。