烏骨鶏
烏骨鶏(うこっけい)
最近、烏骨鶏を食べる方が増えましたね。一個二百から五百円ですね。
栄養価が高く、しかも滋養強壮によいとされる、「烏骨鶏(うこっけい)」は江戸時代初期に、中国から渡来したといわれていますが、原産地は明確ではありません。独特の形態的特徴を持ち、鶏冠は黒紫色のクルミ冠で、毛冠があります。羽毛は白か黒か茶の絹糸状羽で、脚羽を持ちます。脚趾には第五趾があります。皮膚のみならず筋肉や内臓、骨にいたるまで黒色を帯びています。名前はその骨肉の黒紫色に由来しています。
中国では、古来滋養強壮の薬用鶏として知られています。独特の容姿から観賞用としても珍重され、昭和十八年に国の天然記念物に指定されました。近年、鑑賞用ばかりでなく卵肉の特産鶏としても飼養されており、日本各地で飼育されています。雌は就巣性が強いといわれています。