マニア向けの古文の学習参考書

 こんばんは。今回は、マニア向けの古文の参考書を紹介します。マニア向けのものは、最近は売れないようで、絶版になっていることが多いのですが、いまだに二冊ほど買うことができます。それは、あまりにも水準が高く、大学院入試用の参考書として利用されているほどです。その二冊とは、関谷浩『古文解釈の方法』(駿台文庫)と小西甚一『古文研究法』(洛陽社)の二冊です。この二冊は、大学院入試の古文の口語訳読解問題のときに威力を発揮します。昔の完全記述の大学入試の問題は、今は大学院入試として出題されているのです。逆にいえば、この二冊は大学受験用としては、使わないほうがよいということになります。この二冊は、今後も売れるとよいですね。そうすれば、大学院入試をする人も助かりますしね。
 同様に、『岩波古語辞典』(岩波書店)という辞書も、高校生には使いこなせない辞書です。この辞書は、大学生・大学院生・教員でないとこなせません。それほど、この辞書はマニアックですから、使用するときには注意してくださいね。