一文の文字数について

「文字数について」
 一文は何文字までがよいのかについては、議論のあるところです。一般的に、一文は六十字を超えると、多すぎるといわれています。志賀直哉の文章は、一文が二十から三十文字なので、心地よいリズムで読みやすいといわれています。
 では、入試問題の記述は、どのように考えたらよいでしょか。もし、制限字数が六十字以上であれば、二文に分けたほうがよみやすいでしょうね。ただ、五十字以上であれば、二文にわけてもよいと思います。
 旺文社は六十字以上でも一文で模範解答をつくる傾向があり、聖文社は六十字を超えると二文にわけて模範解答をつくる傾向があります。