五大幸福論

「五大幸福論」
 幸福論について述べた著作の中で世界的に水準の高い「古今東西の幸福論」として、哲学者の鷲田小弥太氏は、五つの幸福論を紹介しています。日本人のものが含まれているところに大きな特徴があります。
プルタルコス『モラリア』
スマイルズ『自助論』
ヒルティ『幸福論』
幸田露伴『努力論』
三宅雪嶺『世の中』
幸田露伴の作品は、文学作品の評価が高いのですが、教育学者の中にはこの『努力論』(岩波文庫)を押す人も多くいます。漢文調で読みにくい方は、渡部昇一氏が解説し適訳を施したものを参考にするとよいでしょう