森信三の健康法

「森信三の健康法」
 哲学者で教育学者の森信三(もりのぶぞう)氏は、『修身教授録』と『人生二度なし』という名著があります。『人生二度なし』には健康法について書かれています。まとめると、次の三つになります。
○食べるときは、30回から50回は噛む。
○腰骨を立てる。
○下半身浴をしてから、体を洗い、全身浴をする。
仕事のできる人は、みな健康には気をつけているものです。この三つはとても重要です。
 教育学者の昇地三郎氏は、よく噛むようにしたら虚弱体質が改善されたそうですし、漢学者の原田種成氏は、風呂上りに水を浴びるようになってから、風邪をひかなくなったそうです。また、評論家で英語学者の渡部昇一氏は、よく歩くことを薦め、長井津氏の真向法や三石巌氏の「メガ・ビタミン主義」を実践しています。