運をよくする森田療法

こんばんは。今回は、森田療法について書いてみます。学生時代、私が宗教書などを読んでも理解できなかったことが、森田療法の本を読むことで一気に氷解した経験があるからです。

「運勢をよくする森田療法
現在、精神療法としては主に
○支持的精神療法
森田療法
認知行動療法
の三つが主なものとして使われています。この中でも、森田正馬(もりたまさたけ)博士の創始した「森田療法」はすぐれています。この療法は、「あるがまま(自然に服従する)」ということがキーワードになっています。つまり、不安を抱えながら生活に必要なこと(なすべきこと)から行動し、建設的に生きるということです。具体的には、優先順位をつけて、その順番で必要な目の前のものから行ったり、雑念を放っておいて「あるがまま」に目の前の作業を行ったりすることです。そうすることで、三昧の境地に達するというものです。たしかに、人間はまずやらなくてはいけないことからやるほうが、気分もすっきりとするものです。まさに、そのことを森田博士は指摘したかったのでしょう。
この森田療法船井幸雄氏は、「森田療法は悩める人、つきの悪い人につきとつけ、つき管理をするものである」と高く評価しています。森田正馬氏の人生の考え方をまとめると、次のようになります。
○人生の目的は幸福である。
○単に安楽となるのが幸福ではない。
○気分を人生の第一条件においても幸せにはなれない。
○幸福とは、本性の発揮である。
○幸福とは、個体の機能発揮、すなわち努力である。
○創造性というのは、純に欲望にしたがって工夫していくことである。
○方法は欲望に従って自然に生まれてくる。