法華経と華厳経

華厳経法華経
現在では、お経というと、「般若心経」や「観音経」が話題として出てきますが、日本の古典では、法華経の話が多く出てきます。釈迦は、生涯に語った記録が膨大であり、とてもすべて読破できるものではありません。そこで、釈迦が晩年に語った比喩の多い「法華経」に、そのエッセンスがあるとされているのです。そのため、「法華経」が大事にされてきました。では、釈迦の若いころのお経の「華厳経」はどうかというと、論理的で理屈が多いとされています。釈迦の若いころの境地の「華厳経」と、晩年の境地の「法華経」を読み比べてみるのも面白いかもしれませんね。