2016-01-01から1年間の記事一覧

江戸時代のことば

(江戸時代のはなしことば)【武士の決まり文句】 大義である・・ご苦労さん まかりある・・「有る・居る」の丁寧語 物申す・・抗議する おさおさ―打消・・めったに―ない 御光栄・・「来る」の尊敬語 ちょこざいなり・・なまいきな やくたいもない・・役にも…

和歌のレトリック

和歌の修辞技能(レトリック)Ⅰ【第一類】・・枕詞・序詞・・『万葉集』枕詞(枕詞の意味と機能) 枕詞は、三音・四音・五音・六音のものなどがあるが、五音が多く口語訳はしない。下にくる特定の語を引き出す。 1草枕―旅」のように枕詞が受ける語を意味的に…

切れ字について

切れ字 「発句の十八の切字事」 終助詞・係助詞 助動詞 形容詞の終止形 動詞の命令形 疑問語 や・かな・けり句末の「切れ字」は詠嘆 句中の「切れ字」は曲折・焦点切れ字論争 松尾芭蕉「四十八字皆切れ字なり」 石田波郷「霜柱俳句は切れ字響きけり」季語・…

西洋人から見た江戸語

西洋人から見た江戸語の特徴Ⅰ ロドリゲス『日本大文典』(一六〇四―一六〇八)の記述(土井忠生訳)関東または坂東 一 三河から日本の涯にいたるまでの東の地方では一般に物言いが荒く、鋭くて、多くの音節をのみこんで発音しない。またこれらの地方の人々相…

江戸語の分類

(江戸語・東京語の変遷)「江戸語の分類」(杉本つとむによる分類)Ⅰ 江戸語 江戸語 江戸詞 Ⅱ 江戸周辺の方言 江戸田舎 江戸近辺 江戸付近 Ⅲ 武州(武蔵) 武州片田舎 葛西 東武 (近国) Ⅳ 上方語(関西語) Ⅴ 関東方言

『あゆひ抄』の口語訳

【参考】 富士谷成章『あゆひ抄』の助詞助動詞の口語訳(助動詞) る・らる ラレル す サス・セル む ウ らむ デアラウ・デアラウズレ けむ タデアラウ・タコトデアラウ まし ウモノヲ ませば・ましかば ウモノニシテミタラバ ず ヌ・ナンダ じ マイ べし コ…

時代別日本語の特徴

(時代別 日本語の特徴)? 奈良時代までの日本語 (系統) ウラル・アルタイ語族 縄文型と弥生型 六世紀以前の日本語・・文献時代以後の日本語(原始日本語・史前日本語) 七、八世紀の日本語・・推古朝以降奈良時代末までの日本語・・上代語 (音韻) 万葉…

惑星と色

惑星・数字・色の関係 色の好みは、その人の性格や態度、考え方を反映するといわれています。顔色などの気色で人相をみてきたように、西洋や東洋では色を重視してきました。歴史的にみても、古代から人々は色に大きな影響を受けてきました。原始民族になれば…

品詞の特徴

品詞別の特徴 1動詞 動作・作用を表す。 ウ段で終わる。 活用する。命令形がある。 2形容詞 性質・状態を表す。 「い」で終わる。 活用する。命令形がない。 3形容動詞 性質・状態を表す。 「だ」「です」で終わる。 活用する。命令形がない。 4名詞 物事を…

品詞分類

品詞分類の歴史 上代・・『万葉集』に「てにをは欠く歌」の記述 中世・・歌学書に「物の名」「ことば」「てにをは」の記述 近世・・富士谷成章・鈴木朖・東条義門・富樫広蔭などの研究 近代・・権田直助・鶴峯戊申・田中義廉・大槻文彦『語法指南』の分類→名…

文学史の整理(近代)

(文学史の整理)近代編 Ⅰ 近代文学史の流れ明治元年〜明治十七年啓蒙主義 戯作文学期 啓蒙運動期 翻訳文学期 政治小説期明治十八年〜明治二十五年写実主義擬古典主義明治二十六年〜明治三十八年浪漫主義明治三十九年〜大正自然主義反自然主義(耽美派・白樺…

日本語の特質

日本語の特質1.日本語の音韻【音素】 母音音素・・/a/ /i/ /u/ /e/ /o/ 子音音素・・/k/ /g/ /s/ /z/ /t/ /d/ /n/ /h/ /b/ /m/ /y/ /r/ /w/ ※音声的には半母音/y//w/は他の母音を伴って音節になるという子音的要素がある。/y/は/i/、/w/は/u/と同じである。…

文学史の整理(古典)

(文学史の整理)上代から中世上代文学古事記・・稗田阿礼誦習。太安万侶の筆録。 日本書紀・・舎人親王。 万葉集・・大伴家持撰。「ますらをぶり」物語文学(平安時代)【伝奇物語】 竹取物語・・「物語の出で来はじめの祖」(源氏物語) 宇津保物語・・長…

日本語の特質

日本語の特質1.日本語の音韻【音素】 母音音素・・/a/ /i/ /u/ /e/ /o/ 子音音素・・/k/ /g/ /s/ /z/ /t/ /d/ /n/ /h/ /b/ /m/ /y/ /r/ /w/【特殊音素】 /Q/(促音) /N/(撥音) /R/(長音) 常に単独で音節を構成する 原則として語頭にたたず、語中語尾に…

国語と日本語

【国語と日本語】国語・・それぞれの国において、国民一般が自国語として承認している言語。一国のうちにいくつかの言語が行われている場合、中心となっている民族の言語が国語として認められる。 ※「国語は国民の慈母なり」(上田萬年『国語のため』) 日本…

世界の言語

【世界の言語】1.インド・ヨーロッパ(インドゲルマン)語族 英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロシア語など 2.ハム・セム語族 エジプト語・アラビア語など 3.ウラル語族 ハンガリー語・フィンランド語など 4.アルタイ語族 トルコ語・蒙古語・満州語…

流派の違い

流派の違いの解消法 占い、心理学、精神世界など物事には、流派の違いがつきものです。どのように解消したらよいのでしょうか?主に三種類あると思います。順に解説してみましょう。 1信じ込む 自分の信じる方法が絶対だと信じて行う方法です。これは、思い…

動機の種類

さまざまな動機 ○マズロー(人間としての主体性や可能性を重視する人間性中心心理学の研究者)の説 欠乏動機・・何かが足りないという不快感や緊張を何かで満たすことで解消しようという動機。 満足動機・・目標を達成するために困難に挑戦し、それを克服す…

占いの源流

○占いの成り立ちと種類(目に見えない世界を意識した人類の祖先) 文字が発明されるはるか前から、人類は目にみえない世界の存在を意識し、象徴的表現にもとづいて儀式を行ってきた。 (例) イスラエルのカフゼ フランスのラスコー洞窟壁画(粘土板に残され…

運命の法則

現代の多産系作家(和田秀樹・斎藤孝・中谷彰宏)の一人、中谷(なかたに)彰(あき)宏(ひろ)氏は、占い好きとしても知られ、西谷泰人氏の影響で、手相を特技とするも人物でもあります。その趣味の占いの体験談をもとにして書かれたのが、『占いで運命を変える…

風土と性格

環境と性格−風土・出身県 (風土と性格) 哲学者の和辻哲郎には、数多くの名著があります。その中でも『風土』という本は、たいへん興味深い本です。また、梅棹忠夫の『文明の生態史観』という著作も名著で、これも風土と歴史をダイナミックに描いています。…

風水と流派

華僑が欧米に伝えた風水と流派 (華僑が欧米に伝えた風水) 玄空飛星派・・フライングスター 八宅派・・エイトマンション・システム 三合派の水龍法・・ウォーター・ドラゴン・フォーミュラー (主な流派) A三元派 (例)玄空派、中州派、六法派、龍門八局…

ユングの類型論

ユングの類型論 ユングは、大きく人間の性格を内向型と外向型に分類し(フロイトと兄弟子のアドラーが対立しているのは関心の向きではないかと推測したのがスタートとされる)、さらに誰でも心には4つの機能があるとし、その4つの機能類型の中で一番、発達し…

リフレクソロジー

手のひら健康法早島正雄−導引術− 早島正雄の導引術では、手の指を1本ずつ回すことが長寿につながると述べています。丁寧に1本ずつ指の根元から回してみましょう。竹之内診左夫−手のひら健康法− 鍼灸師の竹之内診左夫は、手のひらに東洋のツボがあるため、刺…

道教寺院の参拝方法

【道教寺院の参拝方法】 1線香と金紙を持って本殿へ入り、金紙を神様の方に向けて台の上に置きます。 2一旦外に出て線香に火をつけ、香炉に順番に1本ずつ供えます。香炉には番号がついていたり、案内があったりする場合はその順に従って供えます。供える際に…

観葉植物の効用

観葉植物の作用 (ポピュラーな観葉植物) ポトス・ベンジャミン・アイビー・オリーブ・コニファー・ミニバラ・バンブー(竹)・サボテン・ サンセベリア (観葉植物の置き場) 玄関・・全体運 キッチン・・金運 リビング・・家族運 寝室・・全体運・仕事運…

引き寄せ

(引き寄せ&受け取り&お返しの法則) 1他人に対する私たちの思考や行動は磁石に似て、自分が生み出すのと同じような思考や行動を引き寄せる。裕福になりたければ、自分にはないものを持っている人を引き寄せる方法を学ぶことである。・・引き寄せの法則 2…

直感で生きる

浅見帆帆子の「直感で生きる」 作家・エッセイストの浅見帆帆子さんの講演の抜粋が「致知」(2010.10月号)に掲載されていました。直感は鋭ければ、当然、運がよくなります。では、浅見帆帆子さんは、その直感を受け取りやすくする方法をどのように述べてい…

夢の分類

(夢の分類−マーク・サーストン−) 1自分の体に関すること 2自分の心の状態、精神状態を表すもの。 3家族に関すること 4仕事に関すること 5将来に対する予知、警告。 6テレパシー 7前世に関するもの

イスラム教

【イスラム教】 7世紀のアラビア半島でムハンマドが創始したイスラム教は、ユダヤ教やキリスト教の大きな影響を受けている。イスラム教では、同じ一神教であるユダヤ教、キリスト教を姉妹宗教と考えている。イスラム教の聖典は『クルアーン(コーラン)』と…